第5章(中編) EMARAメンズボディーソープに込めた植物たち
第5章(中編)
EMARAメンズボディーソープに込めた植物たち
〜一つひとつの植物に、何千年もの物語がある〜
⑤ ナツミカン
日本が育んだ、爽やかな恵み

ナツミカンは、日本を代表する柑橘の一つです。
江戸時代の終わり頃、山口県で偶然発見されたことが始まりとされ、その爽やかな香りとみずみずしさから、日本各地で親しまれるようになりました。
初夏に実ることから「夏みかん」と名付けられ、その名前のとおり、日本の暑い季節を象徴する果実でもあります。
果皮には爽やかで明るい香りがあり、古くから暮らしの中で楽しまれてきました。
柑橘の香りには、朝の光を浴びたような清々しさがあります。
気持ちを前向きにし、一日の始まりに深呼吸したくなるような印象を与えてくれます。
現在では、ナツミカン果皮エキスは化粧品にも利用され、肌を整える植物由来成分の一つとして配合されています。
EMARAがナツミカンを採用した理由は、日本らしい植物の魅力を世界へ届けたいという想いがあったからです。
世界には素晴らしいハーブが数多くあります。
しかし、日本にも四季の中で育まれてきた植物があります。
その自然の恵みを、世界中の方々にも感じていただきたい。
爽やかさの中にどこか懐かしさを感じるナツミカンは、EMARAの香りに優しい明るさを添えてくれる、大切な存在です。
⑥ カミツレ(カモミール)
「大地のりんご」と呼ばれた癒やしの花

カミツレ、世界ではカモミールの名で知られるこの植物は、ヨーロッパを代表するハーブの一つです。
「カモミール」という名前は、ギリシャ語で「大地のりんご」を意味する言葉に由来するといわれています。
花に顔を近づけると、どこか甘く、りんごを思わせるような優しい香りが漂います。
古代エジプトでは太陽神ラーへ捧げられる神聖な花として大切にされ、ギリシャやローマでも暮らしの中に取り入れられてきました。
中世ヨーロッパでは修道院の薬草園にも植えられ、人々に親しまれてきた歴史があります。
現在では、カミツレ花エキスは化粧品にも広く利用され、肌を健やかに保つための植物由来成分として親しまれています。
EMARAがカミツレを選んだ理由は、そのやさしさです。
決して主張しすぎず、それでいて存在感がある。
まるで穏やかな陽だまりのような植物です。
忙しい毎日の終わりに、お風呂で深呼吸をしながら心をほどいてほしい。
そんな想いを込めて、EMARAはカミツレを配合しています。
⑦ ゼラニウム
香りのバランスを整える、気品あふれる植物

ゼラニウムは南アフリカ原産の植物で、現在では世界中で栽培されています。
EMARAに配合されているのは、「ニオイテンジクアオイ」と呼ばれる種類のエキスです。
ゼラニウムの香りは、一言では表現できません。
バラを思わせる華やかさ。
柑橘のような爽やかさ。
そして、ほのかなグリーンの印象。
これらが絶妙に重なり合い、上品で洗練された香りを生み出しています。
ヨーロッパでは庭園を彩る植物としても人気が高く、香りを楽しむ植物として長く愛されてきました。
現在では、化粧品やフレグランスにも幅広く利用され、多くの人に親しまれています。
EMARAがゼラニウムを採用した理由は、香り全体を美しくまとめる存在だからです。
オーケストラに指揮者がいるように、ゼラニウムはさまざまな植物の香りをやさしくつなぎ、一つの調和を生み出します。
強く主張するのではなく、全体を引き立てる。
その繊細な存在感は、EMARAの処方に欠かせない植物の一つです。
⑧ タイム
勇気と生命力の象徴として受け継がれてきたハーブ

タイムは地中海沿岸を原産とする小さなハーブですが、その歴史は非常に古く、古代エジプト、ギリシャ、ローマで広く利用されていました。
古代ギリシャでは「勇気」の象徴とされ、兵士たちは戦いへ向かう前にタイムの香りを身にまとったと伝えられています。
中世ヨーロッパでは、騎士へ贈る刺繍にもタイムのモチーフが使われることがあり、勇敢さや誠実さを表す植物として親しまれていました。
タイムの香りは力強く、それでいて爽やか。
森林の空気を思わせる清潔感があり、古くから料理やハーブティーにも利用されています。
現在では、タイムエキスは化粧品にも用いられ、植物由来成分としてさまざまなスキンケア製品に配合されています。
EMARAがタイムを選んだ理由は、その力強さです。
汗を流した後の爽快感。
清潔感のある香り。
そして自然の生命力。
男性にも女性にも心地よい洗い上がりを目指すEMARAにとって、タイムはブランドを支える重要な植物の一つとなっています。
⑨ セージ
「長生きしたければ庭にセージを植えなさい」

ヨーロッパには、こんな古いことわざがあります。
「長生きしたければ、庭にセージを植えなさい。」
それほどまでに、セージは古くから人々に親しまれてきた植物でした。
セージという名前は、ラテン語の「救う」「健やかに保つ」を意味する言葉に由来するといわれています。
古代ローマでは神聖な植物として扱われ、収穫する際にも特別な作法があったと伝えられています。
修道院の薬草園でも大切に育てられ、中世ヨーロッパでは暮らしに欠かせない植物の一つでした。
セージの香りは、深みがあり、落ち着いた印象を与えます。
爽快さの中にも温かみがあり、長く嗅いでも飽きることがありません。
現在では、セージ葉エキスは化粧品にも広く利用され、肌を健やかに保つ植物由来成分として親しまれています。
EMARAがセージを選んだ理由は、その長い歴史への敬意です。
何千年もの間、人々の暮らしに寄り添い続けてきた植物には、それだけの価値があります。
EMARAは流行だけを追うブランドではありません。
時代を超えて受け継がれてきた植物の知恵を大切にし、それを現代のボディーケアへつなげていくことを使命としています。
セージは、その想いを象徴する植物の一つなのです。
この章でご紹介したナツミカン、カミツレ、ゼラニウム、タイム、そしてセージ。
一つひとつは異なる土地で生まれ、異なる歴史を歩み、異なる香りや個性を育んできました。
しかし、そのすべてに共通しているのは、長い年月にわたり人々の暮らしに寄り添ってきたということです。
EMARAは、それぞれの植物が持つ物語を大切に受け継ぎながら、一つのボディーソープという形で新たな調和を生み出しています。
(第5章・後編へ続く)
















