宮崎宣子が大切にしているオーガニックへのこだわり

ハーブに興味を持ったきっかけ
ブランドプロデューサーの宮崎宣子が局アナ時代、昼夜逆転の生活から自律神経を壊し、安定剤と睡眠薬の薬害から、目眩、頭痛、吐き気、不安感などの副作用に悩まされました。
ある健康外来の先生のアドバイスからハーブを勧められ、半年かけて一切薬を飲まずに森林療法とハーブティーを試したところ完治することができました。
この経験から退社後、ハーブに興味を持ちハーバルセラピストの資格を取得。
さらに欧州へオーガニックやハーブの取材に行き、その後自らオーガニックハーブのプロダクトを開発いたしました。
EMARAブランドへのきっかけ
ハーブを勉強するにあたり、ハーブの持つ副作用のない薬効の大切さを痛感し、予防医学などハーブを日頃から生活の中に取り入れることがどれだけ薬効があり、どれだけ身体に必要かを知ってもらえるきっかけになる、何か分かりやすく人の役に立つハーブだけど面白い誰もが興味を持つものを作りたいと思いました。
まだまだ日本では、特に男性や子供はハーブに対しての興味も低く、知識もあまりないことが分かりました。
そんな時、母から「手荒れがひどいのよ。ハーブで手荒れしない食器用洗剤とかはできないの?」と言われ、まずはアカギレ、逆剥け、カサカサから手を労わるハーブ成分を配合した化学的な界面活性剤を全く使わない天然由来成分100%の食器用洗剤を作ろうと決意いたしました。
さらに「お父さんのことは嫌いではないけど、臭いが苦手だから、一緒のベッドは眠れないし、いい香りにならないのかしら?そしたらもっと優しくできるのに。」と言っている言葉を聞き、これは面白い!とひらめきました。人の体の臭いについてや、五感の嗅覚の働きなどの勉強を始め、男性と女性それぞれにハーブで訴求できる、人と人が惹かれ合うボディーソープの開発を始めました。
EMARAのこだわり
両親のために、本当に良質なものを作ってあげたいという想いからスタートしています。
ハーブはオーガニックハーブエキスを配合し、農学博士とともに開発しました。また、自分の納得いく結果になるまでに何度も何度も実験を繰り返し、ハーブの効能を実感でき、被験者が感動するくらいまで作り直しました。
世の中には多くのハーブ商品はありますが、私はその中でも、「ハーブって面白い、こんな効果あるんだ、何かちょっと幸せを感じられる、いい香りで癒される。」など、自分へのご褒美的な存在の商品で、同時に周りの人も幸せに笑顔にしていくというものを作って信頼と誠意を持って丁寧に作っていきたいと思っております。
そしていつか、私のように自律神経を壊したり、体調不良の時にもハーブを生活の中に取り入れてみることで日々の皆さんの健康へも繋がっていくきっかけになればと願っております。
EMARAは、ELLE, MARON ,RIN ,ALOHA の愛犬の頭文字からなっております。
自分にとってハーブはどんな存在か・・・掛け替えのないもの、ずっとそばにあるもの、自分を元気にしてくれるもの、自分を笑顔にしてくれるもの、私を癒してくれるもの・・・と考えていたら、愛犬の存在と全く同じだと気づき、私を支えてくれるハーブと愛犬に感謝の気持ちをこめて、EMARAが誕生しました。
宮崎宣子プロフィール
1979年 | 宮崎県生まれ 池内小学校・大宮中学校・北高等学校 |
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1998年 | 早稲田大学 第一文学部 入学 |
2002年 | 日本テレビ放送網株式会社 アナウンサー職として入社 |
2012年 | 日本テレビ放送網株式会社 退社 フリーアナウンサーとして活動開始 |
2017年 | 日本メディカルハーブ協会認定 メディカルハーブコーディネーター 取得 日本メディカルハーブ協会認定 ハーバルセラピスト 取得 |
2018年 | EMARA株式会社 設立 |
2019年 | 宮崎県小林市野尻にてハーブ園をスタート |
2021年 | 熊本水害によりハーブ園水没 コロナもあり閉鎖 |
2022年 | 早稲田大学大学院 経営管理研究科 入学 |
2023年 | 第一児 出産 |
2025年 | 早稲田大学大学院 経営管理研究科 卒業予定 |
EMARA 起業への想い

ハーブとの出会い
正直に話しますと、ハーブという存在に全く興味がありませんでした。
ハーブティーも飲んだこともほとんどなく、美意識高い女子が飲むものくらいにしか思っていなかったのです。
ところが、私が30歳の頃、朝番組を担当していたのですが、夜中12時に起きて1時出社という昼夜逆転の生活が続き、体に異変が起きたのです。
半年間生理が来ず、次第に体が怠くなり、味覚が鈍くなっていきました。
疲れが溜まっているのかな?くらいにしか思っていなかったのです。
ところが、会社の産業医の先生から睡眠薬を勧められ、飲んでみると1日半以上寝てしまい、
起きたらフラフラ。薬が効きすぎてしまったのかもしれないと思い近くの心療内科で診断を受けることにしました。
すると、私の顔を見るなり、ちょっとテストしますね、と言われ、「宮崎さん、もうこれ以上会社は続けられませんよ。自律神経が壊れています。
このまま続けると鬱病、睡眠障害、パニック障害を引き起こす可能性があります。」と言われました。
そして、次の診療の時に、「都会を離れて毎日朝7時くらいに起きて1時間森の中を歩くことできたりしますか?宮崎さんは脳の五感を司る機能が今少し壊れている状態なので、バランスをとる必要があるのと、ハーブティー飲んでみたらどうかな?薬が効きすぎる体質みたいだから薬を減らしながらハーブティーくらいでも効果があるかもよ?」
と医師からのアドバイスがあったのです。
ハーブティー?
お茶で治るの???
と半信半疑でしたが、ハーブティーのお店に行くと色々な薬効があることが分かり、またハーブティーをブレンドすることで色んな作用に効くことが分かったのです。
東京を離れ、実家の宮崎に帰り、朝7時から8時に起きて毎日実家近くの森の中にある散歩コースを歩きました。
朝日を浴び、よく分からなくなっていた空腹感も戻ってきて、久しぶりにお腹が鳴りました。
半年間続けると、一切薬を飲むことなく身体が軽くなるのを感じました。
そして私は日本テレビに復帰し、1年間働いた後に退社しました。
起業のきっかけ
この経験がずっと心に残っていました。
退社後は フリーアナウンサーとしての仕事をさせていただきとても楽しい日々でしたが、3年くらい経った時に離婚を経験しました。
その時にふと、考えました。
私は、家庭とかに向いていないのではないだろうか、そしたら一生仕事をして生きていこう。
アナウンサーとしての仕事は天職だけれど、それだけでいいのだろうか・・・
何か、私しかできないことで世の中の人の役に立つことはないだろうか・・・
果たしてそれはなんなんだろうか・・・
そんな想いがずっとモヤモヤと心の中でざわついていました。
紅茶からハーブへ
ある日、カフェオープンに伴い紅茶のセレクトをして欲しいと言われました。
私は紅茶に対して当時全くの無知だったので紅茶の資格を取ることにしたのです。
銀座にあるリプトンのティーコーディネーターの資格を取得しました。
その中にハーブティーの講座があり、色々なハーブの薬効や、成分、ブレンドの仕方などを学びました。
自宅で紅茶の教室をやっていたこともあったのですが、離婚をきっかけにモヤモヤしていた何かがハーブなのではないかと思ったのです。
そこで、ハーブの勉強をもっとしてみようと思いました。
日本メディカルハーブ協会主催の講座に通い詰め、勉強の日々でした。
メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーターを取得し、さらにもっと専門的なメディカルハーブ協会認定ハーバルセラピストを取得しました。
試験前は2ヶ月間毎日7時間ほど勉強しました。

ハーブの取材を経てハーブ園へ
ハーブの知識をさらに活かそうと、フランスでお茶旅をしました。
紅茶専門店を巡り、現地のオシャレなハーブティーや紅茶、お茶菓子を堪能し、その後、ドイツへ渡り北イタリアのチロル地方でファミリーでハーブ園を営んでいるご家庭に取材に行き、そして地元宮崎でハーブ園をやろうと思いました。
宮崎のハーブ協会で知り合った上原さんに3600坪ほどの広い広い無農薬の畑をお借りしました。
そして、その後色々なハーブを植えてみました。
無農薬ということで、芋も何種類も植えてみたり、無農薬野菜も育ててみようと思いました。
地元の農家さんが協力してくれて、一緒に植えてくれたり草むしりをしたりしました。
ところがコロナが発生
東京から宮崎へ帰るには風当たりが強い日々が続きました。
そしてハーブ園は草だらけになり、無農薬の野菜は猿やイノシシに食べられ、ハーブは掘り返されました。
帰れない時は親に管理を任せましたが、やはり高齢で頻繁に畑の手入れをお願いするには厳しい状況でした。
そんな中、熊本水害の影響を受け畑が大雨で沈みました。
もう難しいと判断しハーブ園を断念することにしました。

母からスタートしたEMARA
そんな時でした。
母が、「手が痛いのよね、ハーブで手荒れしない食器用洗剤とかできないの?」
と言ってきたのです。
よく見ると、母の手はカサついており、アカギレもあり血が滲んでいました。
母には高齢の祖母の介護があり、さらにパン教室の先生をしており、毎日頻繁に食材を洗い、パンを作り、料理を作り、祖母に触れるためハンドクリームを塗る時間もなく、薬を塗ってもすぐに流れてしまうことが分かりました。
そこで今まで勉強してきた知識をフルに活用し、あらゆる食器用洗剤を買い、使ってみました。
確かに洗っていくと、手がカサカサして痒みが出てきました。
その原因が化学的な界面活性剤だったのです。
化学的な界面活性剤は油汚れはすごく落としてくれますが、反面、手の表皮まで剥がれ落とされてしまい、表皮が捲れてカサカサになることが分かりました。
そこで、化学的な界面活性剤を一切使わずに、しかも手を保湿、修復する成分のあるアロエやカレンデュラなどのハーブエキスを配合することで手を労わりながら刺激しない天然由来成分100%の食器用洗剤を開発することにしました。
また、グレープフルーツとオレンジの天然精油を配合することで爽やかな香りで食器を洗うときのストレスからも開放されてほしいという想いも込められています。
今では手荒れや手湿疹などで悩んでいる方にもたくさんリピートいただいております。

男女が惹かれ合うフェロモンを纏うボディーソープの開発
食器用洗剤の開発の途中で、母がまたこう言いました。
「お父さんて、いい人なのに臭いがね〜」
確かに、以前は同じベッドで寝ていたこともあったのに、いつの間にか別々のベッド、別々の部屋になっていました。
父の臭い・・・確かに娘からしてもいい臭いとは言えませんでした。
面白い!もし、これでお父さんがいい香りになったらたくさんの人がお父さんや加齢臭がある男性に対しての距離が縮まるのではないか?
そう、考えたら居ても立っても居られずまた勉強の日々が始まります。
ハーバルセラピストの試験を受けるにあたり、体臭や、ホルモンバランス、血液、ストレスなど様々な作用を勉強していました。
人の体臭についての作用をさらに調べ、人は外敵から身を守るために自分の臭いに対しては鈍感にできており、人の臭いには敏感に作られていることが分かりました。
また嗅覚は五感の中での直接大脳につながっており、他の五感に比べ脳へのイメージが残りやすくなっていました。
人は、見た目より第一印臭だ!!
そこに目をつけました。
男性特有の臭いの元となる常在菌を徹底的に研究し、汗臭、皮脂臭、加齢臭をハーブの力で除菌、消臭し、さらに女性が好きなウッディーでスパイシーな男の色気を感じる香りを身体に残るように開発したら一石二鳥ではないかと閃いたのです。
そして、さらに男性の皮膚のカサつきが気になったので潤い成分をたっぷり入れることにしたのです。
サンプルが出来上がってからは、5年以上の結婚歴がある旦那さんをお持ちの方に実験してもらいました。
そして全ての奥様が旦那さんに対して久しぶりに男を感じたり、臭いがなくなって部屋を開放したりと前向きな状態になったところで製品化しました。
女性用も同じように男性と同じく加齢臭が発生することや、男性が女性に対する憧れの香りなどを研究しました。
そして、美白効果、美肌効果のあるハーブをさらに配合することでより女性らしさを演出する自然由来指数98%以上のオーガニックボディーソープを開発できました。
こうやって全ての商品には、私が救われた経験を持つオーガニックハーブの薬効を使って分かりやすく人の役に立つ商品を作って、その人の日々を少しだけでもボジティブに誘いたいという思いがあります。
そして全ての商品に根拠を持ったかなりのこだわりがあります。
ハーブには昔から人を治癒する自然のお薬として使われてきた、ことそして、自身がハーブによって救われたこと、全く無知だったことも含めて、ハーブには様々な力があることを知ってもらえるきっかけになればと思ったこと。
そして
身近な母の手・父の臭いをなんとかしてあげたいという想いから私にしかできない自信を持っていいと人に伝えられる商品をにこだわって作って人に喜んでもらいたい
そんなきっかけからEMARAは誕生しました。
EMARAからみなさんへ
EMARAはみなさんの生活の一部になることにより、自然の力や、自然の香りによって心豊かに深呼吸したくなる時間をご提供できたらと思っております。
私は、ハーブのことを全く知りませんでしたが、知れば知るほど、香りで脳がリラックスしたり、肌を保湿したり、ニオイを除去したり、殺菌したりと自然の力でたくさんの人の役に立てる効果があることを知りました。
ハーブティーなども催眠効果があったり、美肌効果があったりします。
そこで、ちょっと困った時、体調が悪い時などにEMARAをふと思い出して欲しいのです。
自然の力を普段から取り入れることで、日々の健やかさが蘇ることを。
EMARAには色々なハーブの持つお薬的な作用をいくつも組み合わせております。
全ての商品には日頃のストレスを解放できるようにまずは香りから癒されるように配合しております。
さらに品質としてのこだわりや、ハーバルセラピストとして学んだ知識と農学博士の川上先生のアドバイス、獣医師の船田先生の想いなどが加わり、EMARAを使った先に笑顔が見える商品にしたいと思いました。
ただ、いい香りや、オーガニックというだけではなく、例えばメンズボディーソープなら、
体臭をケアして人との距離を縮めて欲しい。自分に自信を持って欲しい。肌を保湿して艶肌になってほしい。
いい香りで癒されて欲しい。その香りは異性からも好まれる香りであり周りからもいい印象を持ってもらいたい。
1日の疲れから解放する香りにしたい。さっぱりさせて、すっきりしたい。香水なしでも香りが持続するようにしたい。
など、色々な思いが詰まっております。
ディッシュソープなら
手荒れしない素材にしたい。天然由来成分100%にしたい。
アカギレ、カサカサを食器用洗剤を使うことで治癒的な効果があるハーブエキスを配合したい。
手を労る洗剤にしたい。化学的な界面活性剤は使いたくない。
化粧水などにも使われる肌を修復する作用のあるアロエやカレンデュラのエキスを配合したい。
食器を洗うときのイライラを解放したい。
これらを全て叶えるように何度も何度も何年もかけて開発してきました。
EMARAを使うことで分かりやすく皆様の役に立ってほしい
EMARAを使うことで癒され、ボジティブなマインドと健やかな日々を送って欲しい
そう、心より願っております。
宮崎宣子