第1章 なぜEMARAはハーブを選んだのか
第1章 なぜEMARAはハーブを選んだのか
〜すべては、一人の体験から始まったブランドストーリー〜
ブランドには、それぞれ誕生した理由があります。
流行を追いかけて生まれたブランドもあれば、技術革新によって生まれたブランドもあります。
しかしEMARAは違います。
EMARAは、一人の女性が「本当に身体に寄り添うものとは何だろう」と問い続けた先に生まれたブランドです。
私たちは「ボディーソープを売りたい」と思ってブランドを立ち上げたのではありません。
「毎日使うものだからこそ、人の心と身体に寄り添えるものを届けたい。」
その想いが、EMARAというブランドの原点です。
前回、なぜEMARAはハーブにたどり着いたのかという話をさせていただいた時に、この機会にハーブとEMARAの関係性をはっきりさせてみたいと思いました。
本当にいいものとは何か?本当に必要なものは何か?考えて考えて生まれたブランドストーリーです。
身体は、毎日積み重ねたものでできている

人は一日に何度も選択をしています。
何を食べるか。
何を飲むか。
どんな場所で過ごすか。
そして、どんなもので身体を洗うのか。
一回の食事で健康が決まらないように、一度のボディーソープで肌が変わるわけでもありません。
しかし、毎日使うものだからこそ、その積み重ねは未来の自分につながっていく。
EMARAは、その「毎日の積み重ね」を大切にしたいと考えています。
だからこそ、私たちは配合する成分一つひとつに理由を持ち、自然の恵みを丁寧に選び抜いています。
開発者・宮崎宣子が経験した、人生を変える出来事

EMARAの開発者である宮崎宣子には、今でも忘れることのできない経験があります。
ある時期、睡眠薬や安定剤を服用していたことがありました。
医師の指導のもとで処方された薬でしたが、服用を続ける中で、強い吐き気やめまい、頭痛などに悩まされるようになりました。
朝起きても身体が重く、思うように動けない日。
仕事に集中したくても頭が働かない日。
日常生活を送ることさえ苦しく感じる日もありました。
もちろん、医薬品は多くの命を救い、苦しみを和らげてくれる大切な存在です。
必要な治療には欠かすことができません。
一方で、体質や状況によっては、副作用に苦しむ人がいることも事実です。
宮崎自身、その両方を身をもって経験しました。
その経験は、「薬は悪いもの」という考えではなく、「身体にとって本当に心地よい選択肢とは何だろう」という問いを持つきっかけになったのです。
健康外来との出会い

体調が思うように回復しない日々が続く中、宮崎は心療内科と健康外来を同時にしている病院へ辿り着きました。
正確には、心療内科・健康外来・産婦人科の全てを一人の先生が担当していました。
三田にある横倉クリニックという病院です。
そこで勧められたのが、ハーブを生活に取り入れるという考え方でした。
それまでハーブといえば、料理の香りづけやハーブティー程度の知識しかありませんでした。
しかし、診察を通して知ったのは、自律神経が壊れている人にはハーブティーは見た目にも香りにも脳のバランスを整えるのにいいとのこでした。またその後調べるとヨーロッパでは古くから植物を暮らしの中に取り入れる文化が根付いているということでした。
植物の香りを楽しむだけではなく、その特性を理解し、日々の生活の中で上手に活用してきた長い歴史があります。
「植物には、人の暮らしを支えてきた知恵がある。」
その言葉は、宮崎の心に深く残りました。
ハーブは特別なものではなく、人が自然と共に生きるための身近な存在だったのです。
ハーブとの出会いが、価値観を変えた

健康外来で植物について学ぶうちに、宮崎は数多くのハーブに触れるようになりました。
ローズマリー。
ラベンダー。
カモミール。
タイム。
セージ。
メリッサ。
ユーカリ。
それぞれの植物には異なる歴史があり、異なる香りがあり、古くから人々の暮らしの中で大切に受け継がれてきた背景がありました。
そして、そのどれもが自然の中で育まれた植物です。
何百年、何千年という時間をかけて、人々が植物と向き合い、その特徴を活かしてきたことを知ったとき、宮崎は大きな感動を覚えました。
「自然には、まだ私たちが知らない力がたくさんあるのではないか。」
そう考えるようになったのです。
日本には、ハーブを活かしたボディーケアが少なかった

世界に目を向けると、ヨーロッパには植物療法(フィトテラピー)の考え方が広く浸透し、植物由来成分を活かした製品も数多くあります。
一方、日本ではハーブというと、アロマやハーブティーのイメージが強く、ボディーケアの分野では、植物そのものの魅力や歴史が十分に伝えられているとは言えませんでした。
「こんなにも素晴らしい植物があるのに、その価値が十分に知られていないのはもったいない。」
そんな想いが、少しずつ「自分でつくりたい」という決意へと変わっていきました。
単に植物エキスを配合するだけではありません。
それぞれの植物が持つ個性を理解し、その魅力を活かした製品を、日本の高い技術で丁寧につくりたい。
その挑戦が、EMARAの始まりです。
EMARAが届けたいもの

EMARAは、植物だけを信じるブランドでも、化学を否定するブランドでもありません。
必要なときには医療の力を借りることはとても大切です。
その一方で、毎日の暮らしの中には、自然の力を上手に取り入れるという選択肢もあってよいと私たちは考えています。
毎日身体を洗う時間。
その何気ない数分間が、自分自身をいたわる時間になってほしい。
植物の香りに包まれ、自然の恵みを感じながら、一日の疲れを洗い流す。
そんな豊かな習慣を、日本中へ、そして世界中へ届けたい。
EMARAは、単なるボディーケアブランドではありません。
自然への敬意、人への思いやり、そして「毎日の積み重ねが未来の自分をつくる」という信念を形にしたブランドです。
この想いこそが、EMARAがハーブを選んだ理由であり、これからも変わることのないブランドの原点なのです。















